Odyssey は、インタラクティブビデオ の研究プレビューを公開した。
映画やゲーム制作のための生成AIによるワールドモデルの構築を Odyssey では行なっており、研究を進める中でまったく新しいエンターテインメントのメディア インタラクティブビデオ を見出した。
リアルタイムでAIが想像, 生成し、それに対してインタラクションできる映像だ。
Odyssey
インタラクティブビデオでは、空間的な整合性を保ちつつ、5分以上にわたって一貫したストーリー展開が可能。さらに、40ミリ秒ごとに新しいリアルなフレームを生成, 配信できるという性能を持つ。
ビデオモデルではなく、ワールドモデルによる生成であるということが注目すべき点である。
ユーザーがキーを押す, 画面をタップする などの入力情報はネットワークを通じてモデルに送信される。
そしてモデルは、その入力と過去のフレーム履歴をもとに 次に来るべきフレーム を推定し、リアルタイムで映像として返送しているという。
Odyssey
Odyssey の公式サイト内では、インタラクティブビデオを観て, インタラクトできるようになっている。
ビデオ内ではPCゲームのようにキーボードのWASDキーを使って移動する。
チャンネルもいくつか用意されており、異なるシーンの世界を歩き回ることができる。
リリース時点で公開されているチャンネルで観ることのできるビデオは、人や動物, 車など動きのある要素がないのと、独特な画像の粗さもあり、ある種の不気味さを感じられる。
AIの分野におけるワールドモデルは、言語, 画像・動画モデルと比較してもまだ発展途上の段階だという。
今後の Odyssey の動きには要注目だ。
詳細情報
Odyssey 公式ページの TRY IT NOW ボタンから視聴することができる。
無料, 登録不要で利用できるので、興味のある方はインタラクティブビデオを体験してみてはいかがだろうか。

Odyssey 公式ページはこちら
Tags : Generative AI Odyssey World Model
編集記録
3/29 : AIFF作品提出締切り日を4月6日から4月13日に再延長したことを反映











