Adobe は Firefly ボードで利用できる画像生成AIモデルに、新しく FLUX.1 Kontext を追加した。
FLUX.1 Kontext は 5月30日に発表された Black Forest Labs の最新画像生成AIモデルだ。
コンテクストを理解した画像生成, 編集が可能で、一貫した画像の生成や、画像内の局所的な編集、スタイルの参照が行える。

テキストから画像生成をできるのはもちろんだが、 ChatGPT 画像生成モデルのように 画像をベースとしてテキストプロンプトによる局所的な編集(物を取り除く, 色を変えるなど)ができる。
Firefly ボードにおいては、参照画像として編集したい画像を選択し、編集したい内容をプロンプトとして入力することで画像の生成, 編集が行える。
ベースとなる画像は Firefly Imgae 4 で生成し、編集は FLUX.1 Kontext で行うなどの使い方が良さそうだ。
現状、Firefly ボード では FLUX.1 Kontext のベーシックモデルのみ対応している。
上位モデルとなる FLUX.1 Kontext [pro], FLUX.1 Kontext [max] が今後対応するかは不明だ。
FLUX.1 Kontext での画像生成には Fireflyプラン の利用が必要となり、1枚の生成に 10クレジットを消費する。
ムードボード制作時に FLUX.1 Kontext モデルを取り入れてみてはいかがだろうか。
詳細情報
Firefly ボードは、生成AIを活用したムードボード制作のためのアプリで、パブリックベータ版で提供されている。
2つの画像をリミックスして新しい画像を生成するなど、オリジナルの機能も有している。

Firefly ボード(ベータ版) 公式ページはこちら
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