当記事は広告を含みます
Adobe
Adobe Project Conceptとは? AI時代のクリエイティブなプロジェクトの始め方
Adobeの最新アプリProject Conceptについて解説していきます。
プロジェクトの初期段階など、まだアウトプットされていないアイデアを、Adobeの生成AIモデルFireflyを用いて形にしていくことのできるツールです。

Adobe Project Concept 公式ページhttps://concept.adobe.com/discover
この記事をシェア
Adobe Project Conceptとは
Project Concept(プロジェクト コンセプト)は、2024年10月14日にAdobe MAX 2024にて初公開されたAdobeの新しいWebベースで動くアプリです。
発表時のコンセプトムービーがこちら。
Adobe
最新のFireflyを搭載し、プロジェクトの初期段階で頭の中にあるコンセプトを、AIを使いながら手早くアウトプットしてまとめていくことができる機能を有しています。

Firefly ボード(ベータ版) 公式ページはこちら
こちらでプライベートベータ版Project Conceptのページを見ることができます。
クローズドベータ版が一部のユーザーに試験的に提供されている段階です。
Project Conceptのリリースはいつ?
Project Conceptのリリース時期は不明です。
ただ、多少情報が出つつあるため、早くて4月下旬に開催される次回のAdobe MAXで披露される可能性が考えられます。
Project Conceptでできること
Project Conceptでは以下の機能を活かして、ムードボードやストーリーボード(絵コンテ)などの制作ができます。
グラフィックデザインはもちろん、映画やPVなどの映像、建築やインテリア、プロダクトデザインなど幅広いデザインの初期構想をまとめるのに使えそうです。
1. 画像のリミックス

Adobe
2枚の写真を合成して、新しいイメージを作り上げることができます。
LLMを用いて、自動的に2枚の画像のプロンプトや指示をリアルタイムに組み合わせます。
2. アートボードの生成

Adobe
コンセプト段階で制作される多くのアイデアをまとめ、整理したりムードボードを作成したりできます。
3. 画像スタイルの参照

Adobe
参照する画像のスタイルや構成、照明や素材,色などの特徴を抽出して、対象に適用することができます。
Creative Cloud アプリとの連携
Project Conceptで作成したデザインは、Creative Cloudアプリとシームレスに連携できるようになるようです。
まずはPhotoshopとAdobe Expressから、順次Illustratorなどにも対応を広げていく予定となっています。

Adobe
共同編集も可能
Project Conceptは複数人による共同編集にも対応しているようです。
まとめ
Adobe Project Conceptは、Adobe Fireflyの生成機能を活かして、よりプロジェクトベースで実務に使いやすいスタイルで使えるアプリとなりそうです。
リリース、またはパブリックベータ版を期待して待ちましょう。

Firefly ボード(ベータ版) 公式ページはこちら
あわせて読みたい

2025年3回目 Adobe MAX は 10月 Los Angels で開催 チケットも販売中
2025年 第3回目のAdobe MAX 2025 は、Los Angels にて10月28〜30日 の3日間かけて行われる。Adobe MAXのチケット申込みも開始されている。7月15日までの予約の場合、チケットをアーリーバード価格の$1,595で 通常価格よりも$400 安く購入できる。

Adobe Firefly 動画生成 の料金と生成クレジットについて解説
Adobe Firefly を用いた動画生成について、料金プランと生成クレジットについて詳しく説明しています。Firefly 動画生成はクレジット制で、プレミアム機能に分類され、Fireflyプランの利用が必要になります。Premiumプランでは動画生成が無制限に利用できます。

Adobe MAX Creativity Awards 2025 作品の応募受付開始
Adobe は4月24日(月)より、Adobe Creativity Awards 2025 への作品の募集を開始している。18歳以上のクリエイターで、Adobeのツールを利用した作品であることが提出の条件で日本からの作品提出も受け付けている。

Adobe Firefly での Veo 2 動画生成 概要や使い方について解説
Adobe Firefly Webブラウザ版では、サードパーティ製の動画生成AIモデルを選択でき、Google が提供する Veo 2 を Firefly 内で利用できます。Veo 2 による動画生成は、プレミアム機能に分類されており、Firefly 専用プランの利用が必要です。

Adobe Firefly での Google Imagen 3 画像生成 概要と使い方を解説
Adobe Firefly Webブラウザ版では、サードパーティ製の画像生成AIモデルを選択でき、Google が提供する画像生成AIモデル Imagen 3 をFirefly内で利用できます。Imagen 3での画像生成は、プレミアム機能に分類されており、Firefly 専用プランの利用が必要です。

Adobe Firefly での ChatGPT 画像生成 概要と使い方を解説
Adobe Firefly Webブラウザ版では、サードパーティ製の画像生成AIモデルを選択でき、OpenAI が提供する画像生成AIモデル ChatGPT 画像生成 (ChatGPT 4o Image Generation)をFirefly内で利用できます。

Illustrator v29.5 アップデート パフォーマンス向上, Firefly テキストからベクター生成 などのリリース
Adobeは4月24日(木)、Illustrator v29.5 アップデートをリリースした。アップデートには、Illustratorのパフォーマンスの向上, 強化と、最新版 Firefly ベクターモデルを利用した テキストからベクター, テキストからパターン, 生成塗りつぶし(シェイプ)が含まれる。

Photoshop v26.6 アップデート ディテールを選択, 背景の削除, 被写体の選択, カラーを調整 など
Adobeは4月24日(木)、Photoshop v26.6 アップデートをリリースした。アップデートには、ディテールを選択 機能の追加, 被写体を選択, 背景を削除 の改良, カラーを調整 機能の追加, Firefly AI画像生成 構成参照 の追加などが含まれる。
design-offset.com
新着記事
【2025年版】Runway Gen-4 の料金プランとクレジットについて解説
当記事は広告を含みます RunwayRunway の料金プランや 最新のAI動画生成モデル Gen-4 での必要クレジットなどについて解説します。 基本的に Runway を利用するにはサブスクリプションプランの利用が必要となります。CONTENTS Runwayについて 有料プランでできること Runwayの料金プラン Gen-4 クレジットについて まとめRunway 公式サイト...
2025年3回目 Adobe MAX は 10月 Los Angels で開催 チケットも販売中
当記事は広告を含みます Adobe MAXAdobe は5月12日(月)より、Adobe MAX 2025 Los Angels のチケット申込みを開始した。 10月下旬に3日間かけて開催される。Adobeは、Adobe MAX 2025 Los Angels の参加申込み受付けを開始した。 2025年 第3回目の開催となる Adobe MAX は、10月28〜30日 の3日間かけて行われる、1年の中でも最も大規模なカンファレンスだ。Adobeの代表者,...
KREA Enhancer で動画を8K, 120fps までアップスケールが可能に
当記事は広告を含みます KREAKREA AI は5月7日(水)、 KREA Enhancerにて動画を8K, 120fps までアップスケールできる機能を追加した。KREA AI は、KREA Enhancer に動画を最大8K, 120fps にアップスケールできる機能を追加した。 KREA Enhancer は、AIを利用して動画や画像を高画質化することができる機能で、画像は最大22Kまでのアップスケールに対応している。 KREA のアップスケーラーには、Topaz Labs...