Adobe は Firefly 動画生成モデルと機能のアップデートを発表した。
アップデートには、動画生成AIモデル Firefly Video Model のモーション再現度の向上や、動画の構成参照, スタイルプリセットの追加などが含まれる。
今後新しく追加されるパートナーモデルも発表された。

Adobe
Video Model がアップデート
Adobe Firefly Video Model がアップデートされ、プロンプトからのモーションの再現度が向上した。
人や動物の動きや仕草、パーティクルなどの細かい表現や、2D, 3D アニメーションなども表現可能となっている。
4月の正式版リリース以来、初のアップデートとなる。
アップデートされた Video Model で生成された動画の例がこちら。
Adobe
Adobe
動画の構成参照機能が追加
動画データを参照して生成させることができるようになった。
いわゆる、動画から動画 (video-to-video, v2v) 機能が実装されたことになる。
動画をもとにしてアニメスタイルに変えたり、背景を変えて動画のシーンを変更したりすることが可能だ。
参照できる動画は 5〜10秒, 200MB 以下のサイズのものが対象。5秒以上の長さの動画は5秒にトリミングされる。

Adobe
スタイル参照が追加
テキストプロンプトで直接指定せずに、生成する動画のスタイルをプリセットから選択できるようになった。
2D, アニメ, クレイメーションなど 10種類 のスタイルが追加されている。

Adobe
新しいパートナーモデルの追加
Topaz Labs のAIを用いた 画像・動画のアップスケーラーが登場予定であることが発表された。
先日発表された MoonValley の 動画生成AIモデル Marey もパートナーモデルとして追加される予定だ。
また、Firefly ボード には新しく Runway 動画生成モデル Gen-4 (Turbo) が追加された。
効果音生成への連携
Firefly 動画生成からシームレスに効果音生成へ移ることができるようになった。
テキストプロンプト強化機能
動画生成の際のテキストプロンプト作成を補助してくれる強化機能が追加され、より細かい描写を簡単に作れるようになった。
現状 日本語版 UI には対応しておらず、利用したい場合は 言語設定を英語に変更することで機能が使えるようになる。
Firefly 動画生成の新機能が気になる方は試してみよう。
Firefly プラン、もしくはコンプリートプラン (8月から Creative Cloud Pro に名称変更) の利用で、動画生成機能にアクセスできるようになる。
詳細情報
Adobe Firefly は Webブラウザ版での機能が充実している。
テキストから画像, ベクター, 動画の生成、画像から動画の生成、音声の翻訳など生成AIを利用したさまざまな機能が利用できる。

Adobe Firefly 公式ページはこちら
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