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Premiere Pro
Premiere Pro v25.2 アップデートがリリース Firefly AIを用いた4Kでの生成拡張, 字幕の多言語翻訳生成が可能に
Adobeは、2025年4月2日にPremiere Pro v25.2バージョンのアップデートを公開、配布を開始した。
Premiere ProにAdobeの生成AIモデルFireflyが搭載され、AI関連の機能が実装された。

Adobeは、動画編集アプリPremiere Pro(プレミアプロ)のv25.2アップデートを公開した。
今回のアップデートではPremiere ProにAdobeの生成AIモデルFireflyが搭載され、生成拡張による映像の生成や、字幕を多言語に翻訳する機能などが追加された。
Premiere Pro生成拡張についての紹介動画がこちら。
これらのアップデートは、4月5日から開催されるNAB 2025にて披露される予定だ。
各機能について紹介していく。
Premiere Proの生成拡張

Adobe
v25.2ではFireflyを用いた動画の生成拡張が可能となった。
映像の尺が足りない場合に映像の前後を、自然な感じに引き延ばしてくれる機能だ。
ツールバーに新しく生成延長ツールが追加され、対象のクリップを選択して伸ばすだけで映像を生成してくれる。
ビデオクリップは少なくとも2秒間、オーディオクリップは少なくとも3秒間の長さが必要などの条件がある。
生成拡張はPremiere Proユーザーであれば追加費用なしの無料で、すぐにアップデートして機能を利用できる。
一定期間後、解像度やフレームレートの違いでFireflyの生成クレジットを消費する仕組みに移行していく予定としている。
Premiere Pro生成拡張に関して詳しくはこちら (Adobe公式ページ)
https://helpx.adobe.com/jp/premiere-pro/using/generative-extend.html
検索機能の強化

Adobe
v25.2では、AIがフッテージの映像を判定し、検索ウィンドウに文章を打ち込んだ際に、検索結果として該当する映像を探し出してくる機能が実装された。
上の例では、”皿に乗ったご飯のクローズアップ”という検索文章から該当するフッテージが結果に表示されている。
フッテージの名前がデフォルトのデータ名だったとしても該当する映像を探し出しやすくなり、作業時間の短縮に繋がりそうだ。
多言語字幕翻訳

Adobe
v25.2ではAIを利用した、字幕を多言語に翻訳できる機能が実装された。
対応言語は27ヶ国語で、英語やスペイン語の他、日本語にも対応している。
2023年にテキストベースの編集機能が追加されて以降、ユーザーから多く要望が寄せられていた機能が実装となった。
カラー管理の手間を省略化

Adobe
v25.2では、Premiere Color Managementを活用することで、編集作業をスムーズに開始できるようになった。
オリジナルのログやRAWカメラファイルを自動的にSDR, HDRに変換するため、LUTを適用する手間が省ける。
ほとんどのカメラフォーマットで、映像をインポートするだけで自動的に適用される。
その他にも、Premiere Proの高速化に関するアップデートなどが行われている。
・シーケンスラベルのカラー設定
・ H.264 (MP4/MOV)の再設計:Appleシリコンで最大4倍、Windowsで最大2倍のパフォーマンス向上
など。
同日に、After Effectsでもv25.2アップデートが発表された。
After Effects v25.2 アップデートがリリース
高性能プレビュー再生や、3Dアニメーション機能の強化、HDRモニタリング機能などが追加された。
詳細情報
Premiere Pro
価格 : ¥3,280/月 (年間プラン利用の場合)
Premiere Proに待望のAI, Fireflyが搭載された。
生成拡張(延長)は、しばらくは無料で使える機能なので、この機会に試してみることをおすすめする。

Premiere Pro 公式ページはこちら
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