Adobe は Firefly の「テキストから動画生成」機能において、動画生成AIのパートナーモデルに新しく Veo 3 を追加した。
Veo 3 の特徴である、音声付きの動画生成が Fireflyプラットフォームにおいても可能となった。
Webブラウザ版, モバイルアプリ版 Fireflyどちらにも対応している。

先日、Firefly ボードに Veo 3 が追加されたが、音声の同時生成機能は実装されなかった。
Firefly ボードでは引き続き、音声なしの動画生成のみが可能となっている。
Veo 3 を利用して音声付き動画を生成する場合は、「テキストから動画生成」を選択する必要がある。
<追記 7.18.2025>
Firefly ボードでも Veo 3 の音声生成に対応。
Firefly「テキストから動画生成」で Veo 3 を利用する場合は、音声生成がデフォルトでオフなので注意しよう。(Firefly ボードでは、デフォルトで音声オプションがオン。)
Veo 3 を用いて生成した動画の例がこちら。
*音声が流れます
紅茶を注いで、一口飲み、コメントを言うという感じのプロンプトから生成したが、しっかりと一連の動作が反映されていることが確認でき、非常に高性能なモデルと言える。
解像度は Widescreen(16:9)の 1280×720 1種類のみ, 動画時間は 8秒で固定。
テキストから動画(text-to-video)生成のみに対応。
<追記 8.1.2025>
Firefly ボード にて、 Veo 3 が 画像から動画 (image-to-video, i2v) に対応した。
<追記 8.15.2025>
Firefly でも Veo 3 画像から動画 機能に対応し、Webブラウザ版, モバイルアプリ版でも利用できるようになった。
Veo 3 を利用した動画生成には Fireflyプランの利用が必要となり、1つの動画の生成に 1,200クレジットを消費する(150クレジット/秒)。
音声なしの動画生成の場合は 800クレジットが消費される。
消費クレジット数が特に多いため、動画生成機能を利用したい場合は Firefly Pro プラン以上の利用をおすすめする。
Veo 3 は、今回紹介した Firefly Webブラウザ版, モバイルアプリ版 もしくは、Google の有料AIプランなどで利用することができる。
詳細情報
Adobe Firefly は Webブラウザ版での機能が充実している。
テキストから画像, ベクター, 動画の生成、画像から動画の生成、音声の翻訳など生成AIを利用したさまざまな機能が利用できる。

Adobe Firefly 公式ページはこちら
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