Adobeは、新しい動画生成AIモデル Firefly Video をリリースした。
4月24日に開催された Adobe MAX in London にて発表された。
2025年2月にFireflyのAI動画生成モデルが登場して以来ベータ版として提供されてきたが、今回のアップデートで製品版として登場した形だ。

ベータ版から大きく進歩を遂げ、精細で現実に近い、よりフォトリアルな動画の生成が可能となった。
加えて、テキストの描画, 風景表現, ビジュアルエフェクトやトランジションなども強化されているとのことだ。
Adobe
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生成できる動画の解像度は 540p, 720p. 1080p 、アスペクト比は 9:16, 16:9, 1:1 から選べるようになっている。
動画の時間は5秒で、フレームレートは24fpsで固定だ。
加えて、Webブラウザ版Fireflyではサードパーティー製の動画生成AIモデルの選択ができるようになった。
発表時点で選択できるモデルは、Google の最新AI動画生成モデル Veo 2 のみが対象となっている。
Firefly Video 及び Veo 2 でのAI動画生成は、プレミアム機能の分類となっておりFirefly専用プランの利用が必要。
Fireflyの生成クレジットを利用して生成が可能となる。
最上位プランであるFirefly Premiumプラン利用者は、Firefly Video による動画生成を無制限で利用できるようになった。
Firefly Video 及び、Veo 2 はWebブラウザ版Fireflyにてすでに利用可能だ。
詳細情報
Adobeのプランユーザーであれば毎月生成クレジットが付与されるが、Firefly Video での動画生成にはFirefly専用プランの利用が必要だ。
無料アカウントの場合は、2回までお試しでAI動画生成ができるようになっている。

Adobe Firefly公式ページはこちら
同日の Adobe MAX in London 関連情報
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