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Photoshop

Photoshop 新機能 調和, 生成アップスケール を追加 削除ツールの改良も

Publish Date on 07/31/2025

Adobe は7月29日(火)、Photoshop に調和, 生成アップスケールなどの新機能を追加した。

作業効率が大きく向上するアップデート内容だ。

Categories : Photoshop | NEWS

Adobe は Photoshop の生成AI関連の新機能を含むアップデートを発表した。

アップデートには、新機能 調和 (Harmonize), 生成アップスケール の他、削除機能の強化などが含まれる。

各アップデート内容について簡単に説明していく。

調和 (Harmonize) ベータ版

調和は、ワンクリックで画像を合成させることができる機能だ。

合成する画像の背景を Firefly Image Model により自動で分析し、ライティングや影、トーンの調整などが行われる。

1度の調和機能で3種類のバリエーションが生成される。

2024年の Adobe MAX Sneaks で Project Perfect Blend として公開されていた機能が、Photoshop に実装となった。

リリース時点ではベータ版での提供で、Photoshop デスクトップ版 (ベータ), Photoshop Web版, iOS版 Photoshop で利用可能となっている。

生成アップスケール (ベータ版)

元の画像を高解像度に変換する生成アップスケール機能が登場した。

生成AIを用いた 最大 8メガピクセル (800万画素) の解像度アップスケールができる。

アップスケール量は元の画像から最大 4倍 のアップスケールが可能で、Creativity の設定で生成AIによるディテール追加にも対応している。

スーパー解像度とは異なり、Photoshop 内で利用できるアップスケール機能となる。

リリース時点ではベータ版での提供で、Photoshop デスクトップ版 (ベータ), Photoshop Web版 で利用可能となっている。

削除機能の強化

削除ツールがアップデートされ、これまで以上に正確かつ高品質に画像内の不要なオブジェクトを削除できるようになった。

Firefly Image Model が搭載されており、ただ削除するだけでなく、より高品質にギャップを埋める塗りつぶしコンテンツが生成される。

生成AIモデルピッカー

Photoshop 内で生成塗りつぶし, 生成拡張機能を利用する際に、Firefly の生成AIモデルを選択できるようになった。

各モデルには独自の強みがあり、使用するモデルにより生成される結果も変わってくることからクリエイティブの柔軟性を高める。

パートナーモデルには非対応。

プロジェクト(ベータ版)

作業ファイルや制作物を管理, 整理するための「プロジェクト」が Photoshop デスクトップ版 (ベータ版) に導入された。

必要なアセットをすべて1か所の整理された共有スペースに集約することができ、特にチームでデータを共有する際などに役立つ機能となる。

 

今回追加された機能はベータ版で提供されているものが多い。

Photoshop デスクトップ版 (ベータ) は製品版とは分かれており、別途インストールする必要があるので注意しよう。

詳細情報

Photoshop は、画像編集, レタッチ, イラスト制作などができるツールだ。

プロも使用する画像・写真編集ソフトで、AI関連の機能も充実して初心者でも簡単な操作で高度な作業ができるようになっている。

Photoshop 公式ページはこちら

https://www.adobe.com/jp/products/photoshop.html

Last Updated on 08/01/2025

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