Adobeは、Creative Cloud All Apps Plan を Creative Cloud Pro に名称変更し、価格改定を行うことを発表した。
All Apps Plan は、日本ではコンプリートプランと呼ばれているプランだ。
この変更は北米地域(アメリカ, カナダ, メキシコ)のみに適用され、日本を含むその他の地域では現行のプランから変更はない。
8月1日より、 日本でもコンプリートプランの名称変更・価格改定が行われる。

新しい Creative Cloud Proプランでは、従来のコンプリートプランの内容に加えて、Firefly のプレミアム機能(AI動画生成, Premiere Pro 生成拡張など)に使えるクレジットが 4,000 含まれる。
価格は $10 上がり、年間プラン月々払いで $69.9 となる。
また、新プランとして Creative Cloud Standard が追加されることも発表された。
Creative Cloud Standard プランは、Photoshop, Illustrator, Premiere Pro などの20種類を超えるデスクトップ版アプリの利用が可能だが、Web版, モバイル版のアプリが利用できない、生成AI機能へのアクセスが制限されるなどの特徴がある。
価格は 年間プラン月々払いで $54.99 で、現在プラン利用中のユーザーのみがこのプランに変更できる。
学生・教職員版はProプランの方のみに適用され、$39.99(初年度は$29.99) となる。
変更の適用は6月17日より行われる。
Creative Cloud All Apps 利用者のプランは自動的に Creative Cloud Pro へ変更され、次回のプラン更新日から新価格が適用される。
プランの詳しい情報はこちら。
今後、日本でも同様の変更がある可能性はあるので要注目だ。
詳細情報
現状、Adobeの生成AI機能をフルに利用したい場合には、Firefly専用プランの利用が別途必要だが Creative Cloud Proプランではその必要がなくなる。
付与されるクレジット数を考えるとコストパフォーマンスは良いプランと言えるだろう。

Adobe Creative Cloud公式ページはこちら
編集記録
7/2 : 日本でも同様の変更が8月から開始
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