Google は動画生成AIモデル Veo 3.1 をリリースした。
Veo 3.1 は、Veo 3 をベースとしたアップデートとなっており、オーディオ機能が強化され、動画におけるリアリズム, コントロール性が向上している。
また、画像から動画生成 (image-to-video, i2v) におけるプロンプトの再現性やオーディオ性能の改良も含まれる。
Veo 3 は今年5月に登場したモデルだが、5ヶ月ぶりとなるアップデートが行われた。
今回のアップデートは新しい動画生成AIモデルのリリースではなく、Veo 3 のマイナーアップデートという位置付けで、Veo 3 モデルが置き換わる形で提供されている。
Veo 3.1 は、Gemini (Webブラウザ版, モバイルアプリ版), Flow ですでに利用可能となっており、日本でも対応している。
低コストで生成速度の速い Fast モデルも同タイミングでアップデートされた。
背景には、OpenAI の動画生成AIモデル Sora 2 のリリースがあり、これに対抗するためだと考えられる。
Veo 3.1 で実際に生成した映像の例がこちら。
同日には Google の動画編集プラットフォーム Flow でもアップデートが行われ、新機能の追加や、Veo3.1 で制作できる映像の幅が広がるなどしている。
Veo 3.1 モデルを利用した動画生成には、基本的に Google AI Pro もしくは Ultra プランの利用が必要となる。
Flow では無料ユーザーでも100クレジットが付与され、Veo 3.1 Fast で5回, Veo 3.1 で1回 相当のお試し生成が可能だ。
Adobe Firefly, Runway, Higgsfield など、各種プラットフォームでも Veo 3.1 モデルへアップデートされ利用できるようになっている。
新しいモデルを試してみたい方は利用してみることをおすすめする。
詳細情報
Gemini は Google が提供する、対話型生成AIアシスタントだ。
質問を投げかける以外にも、Veo 3.1 を用いた動画生成や、Imagen 4, Nano Banana を用いた画像生成にも対応している。
Google Gemini 公式ページはこちら
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