Luma AI は 新機能 Modify with Instructions をリリースした。
Modeify with Instructions は、動画から動画 (video-to-video, v2v) 編集機能で、自然言語によるプロンプトでオブジェクトの追加, 削除、VFXの追加、シーンの変更などがより直感的にできるようになった。
Luma AI
6月にリリースされた Modify Video の機能拡張と言え、自然言語によるプロンプトで編集できるようになったという点が、今回のアップデートの注目ポイントだ。
動画全体、または一部分に変更を加えられるようになっている。
* 自然言語とは : 日常的に使っている言語のこと。ここでは、会話のようなスタイルで (例 : 「壁の絵を世界地図に変更して」) 指示を出せることを意味する。
以下に Luma AI 公式のサンプルを紹介していく;
オブジェクトの削除
Luma AI
動画内の一部分だけに変更を加えることができる。
特定のオブジェクト (上の例ではブロッコリー “Remove the broccori”) を指定して削除するような使い方もできるようになっている。
VFX シーンの変更(季節)
Luma AI
シーン全体の雰囲気に変更を加えることができる。
空撮の街の映像を、街自体の構成は変えずに、苔に覆った状態, 雪に覆われた冬のシーンに変えている。
バーチャルメイク
Luma AI
被写体のメイクを変えることも可能だ。
アイライナーを加えたり、ピエロメイクを加えた大胆な変更もできる。
リスタイル & リテクスチャ
Luma AI
3D データに肉付けしてシーンを作り出すような使い方もできる。
服の色の変更
Luma AI
服の色だけをを変えるような編集も可能だ。
服に限らず、特定のオブジェクトの色の変更ができる。
上の動画で、右側の各動画下に表示されている””内の文が自然言語によるプロンプトだ。
短くシンプルな指示で編集できていることが確認できるだろう。
先日 Runway がリリースした、動画から動画の編集モデル Runway Aleph に対抗した形であることが伺える。
Modify with Instructions 機能は、Luma AI の提供するAIプラットフォーム Dream Machine 内にて近日中に実装予定となっている。
<追記 8.13.2025>
Modify with Instruction が実装され、すべての有料サブスクリプションプランユーザーを対象に利用可能となった。
興味のある方は、この機会に Dream Machine を利用してみてはいかがだろうか。
詳細情報
Luma AI では、画像生成AIモデル Photon や動画生成AIモデル RAY2 など、生成AI関連のサービスをリリースしている。
Luma AI の提供する Dream Machine 内で動画生成や画像生成などの機能を利用することができる。
Luma AI - Dream Machine 公式ページはこちら
編集記録
8/13 : Modify with Instruction が正式リリース
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